埋もれ木図書館

おススメの漫画・本・ゲームもろもろの紹介をします。

「ミステリと言う勿れ」1巻(田村由美著 フラワーコミックスα)~秋の夜長にミステリー②~

※犯人は明かしていませんが、まっさらな状態で読みたい方は、一度漫画を読んでから来てください。これはたいへんおススメの漫画なので、ぜひ一読してください。

ネタバレとはいえない(読むのに支障はない程度の)情報公開はあります。

 

昨日のブログで、「重要参考人探偵」を紹介しました。

hanairoribon.hatenablog.com

その記事を作成した後、よく考えたら今話題の推理漫画の紹介をしていなかったことに気が付きました。何時かは紹介したいと強く思っていた漫画なので、今回は気合を入れて紹介します。

 

その名も、「ミステリと言う勿れ」1巻(田村由美著 フラワーコミックスα)。

 

カレーに弱い大学生久能整が巻き込まれる事件簿。1巻のあとがきで作者の田村由美先生が、「閉鎖空間での会話だけのお話です」と書かれているように主人公久能整は安楽椅子探偵のように登場人物の会話や動きなどを分析して事件を解決していきます。1話は完全に安楽椅子探偵ですし、2話の前編もバスで移動はしていますが、それにかなり近いです。

 

田村由美先生といえば、「BASARA」や「7SEEDS」などで、すでにかなり著名な漫画家さんでありますし(むしろこの作品で先生を知った方がいることに正直驚きました)、恋愛もの・推理もの・ぞっとするホラーなど、多岐にわたって描いていらっしゃる先生です(語るスペースはないですが、のーこシリーズも大好きです)。その田村由美先生の新作が単行本になるということで、某雑誌に「ミステリと言う勿れ」の1話目が再録されていて、それをたまたま読んだ時からこの作品の虜になりました。

 

愛があふれているので、この「ミステリと言う勿れ」については1巻ずつ紹介します。

ちなみに1巻ではエピソード1とエピソード2の前編の2編が収録されています。

事件は1つしか解決しておらず、エピソード2の解決は2巻にお預けされています。一つの話は長めです。ちなみに私はエピソード2の後編は単行本などとても待ちきれず、発売日に雑誌を買って読みました。

 

取り扱っている事件自体少なく、推理ものはどうしても犯人やトリックが分かると面白さが半減してしまうジャンルでもありますが、何故ここまで激押しなのかといえば、主人公久能整と登場人物たちとの会話が多岐にわたる上に非常に含蓄に富み、哲学書を読んでいる気持ちになるからです。

元々田村由美先生は、ストーリーと含蓄との塩梅が素晴らしい漫画家さんですが、この「ミステリと言う勿れ」はその実力を遺憾なく発揮されています。

形式としては安楽椅子探偵で主人公久能整がいろいろ喋っている漫画ですが、本当に実力のある漫画家さんがやらないと、主義主張ばかりの説教臭の強い代物になる非常に難しいジャンルだなあと思いました。ただ、この含蓄に富んだ部分が病みつきになり、推理ものであるにもかかわらず、何度でも読みたくなる作品に仕上がっています。

 

ちなみに、この漫画をリアルで薦めた際、

「お前がおススメなのはよく分かったが、田村(由美)先生の話は巻数が長いので、買うならとりあえず何巻までがいい?」と聞かれましたが、

「全部買え」がその答えです。

 

これを読んで面白さが分かった方は、作品を読んでください。

分からなかった方は、2巻以降の推薦文(まだ続くよ)を読んで、作品を読んでください。

あまりの熱量にドン引いた方は、バックオーライでお願いします。。

 

追記

最近、テレビのCMでもこの漫画、取り扱われていました。

ナレーションの声は、私の中では主人公久能整のイメージに割と近かったです。

 

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