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「ミステリと言う勿れ」5巻(田村由美著 フラワーコミックスα)~秋の夜長にミステリー⑥~

※令和元年9月10日発売の最新刊5巻の紹介です。

ちなみに9月28日発売の雑誌掲載直前まで掲載されています。

犯人はヤス」はしないものの、ある程度の情報公開(ネタバレ)はご了承ください。

今回は今まで以上のネタバレをしています。

まっさらな状態で読みたい方は、全部読んでからどうぞ。お待ちしております。

 

復習も兼ねた過去記事です

「ミステリと言う勿れ」1巻

「ミステリと言う勿れ」2巻

「ミステリと言う勿れ」3巻

「ミステリと言う勿れ」4巻

 

この記事を公開する9月28日現在で、発売からまだ1ヶ月も経過していないので、単行本派の人でまだ購入していない人もいるかもしれません。

ぜひ買って読んでください。

あくまで私個人の意見ですが、5巻に限っては、推理漫画として楽しむならば雑誌を追いかけて読むよりも単行本一気読みの方が面白いんじゃないかと思いました(雑誌を単行本収録分保存している方は、一気読みできるので話は別ですが)。

そして、5巻は単行本を最低3回読むのは必須です。

1回目は、とにかく話や事件の展開(ストーリー)を追って読む

2回目は、登場人物(特に主人公久能整)の表情や目の動き、動作に注目して読む

3回目以降になってようやく、エピソード8の全貌をとらえつつも「ミステリと言う勿れ」恒例の問答を読んで楽しむ、です。

 

推理はどうでもいいから主人公久能整の深いイイ問答を読みたいんじゃ、という方は1話ずつ進む雑誌を追いかけた方が読みやすいかもしれません。

どっちも良いのでどっちも読め、がこの場合の私の正解です。

5巻は、子どもを救う“炎の天使”という都市伝説についての謎に迫ります。これ以上は本当にネタバレになるので、書きたくても書けません。

とにかく1回読んで、5巻全体に張りめぐらされたトリックに驚いてください。

恒例の久能整の問答は、それからです。

 

本当にあまり語れないので、推理についての紹介はこれ位にして、この巻でもおなじみの久能整の問答についての紹介をします。

5巻では、8-1話に出てくる指導教官天達との会話が良かったです。

 

「あなたはこれから多種多様な年齢性別もバラバラな多くの人とつきあっていかなきゃならない」

「そういう仕事に就こうとしてる」

「当然理不尽な要求もされる」

「理解できないことも多いだろう」

「でもそれに誠心誠意対応していかないといけない」

「人に会い人を知りなさい今のうち」

(5巻11、12ページより抜粋)

天達先生(涙)!!!

彼の台詞に「社会生活を送るその前段階として“学校”に通う意味」についての答えがあるような気がします。

指導教官天達との会話で、主人公久能整の今後の進路についてちらりと書かれていますが、5巻の最後話に分かる久能整が就こうとしている“そういう仕事”に関係なく、社会に出るということは、多種多様な人とつきあっていくことを意味します。

だから、指導教官天達の言うところの“そういう仕事”に就いている人でなくても、彼の一言一言に重みがあり、「人に会い人を知る」という言葉の大切さ・難しさが身に染みます。

本当にこの漫画、推理漫画なのか!?

ああ、だから「ミステリと言う勿れ」なのか。妙に納得。

もちろんミステリーとしてもあっと驚く展開なので、どちらも楽しんでください。

 

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