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「サイクリーマン」1巻(原田尚著 モーニングKC)~サイクリング版釣りバカ日誌??~私の本棚⑧

※1巻ネタバレ注意

(本日の漫画)

「サイクリーマン」1巻(原田尚著 モーニングKC)

 

(本日の感想)

・サイクリング版品行方正の釣りバカ日誌

 

(感想解説)

たまたまサイクリングで仲良くなったあの人は会社の新しい上司。だけどサイクリング仲間ということは他の人には内緒。設定をサイクリングから釣りに変えて、主人公が『釣りバカ』でなければ釣りバカ日誌のような設定だなあというのが、正直な感想です。

ただ、要所要所に語られる日本のサラリーマンについての言葉が、軽やかなサイクリング風景とは対照的にずっしりと重くきました。

「パパって会社にいるか家にいるかだし」

「働いたらそういうもの?」

主人公和田のサイクリング仲間で上司の矢美津本部長の娘の言葉。

はい、そういうものです。

 

「ここ10年ほど忙しすぎて友人などできなかったのでつい…」

矢美津本部長の言葉。

「よく考えたら私社会人になってから友達できてないなぁ…」

主人公和田の先輩風張の心の独白。

 

学校を卒業すると、常に二人一組やグループ分けしなければならないという学校生活のような行事が減少するので(皆無ではない)、べったりつるむ『誰か』を作る必要が無くなります。自分の人生や生活のために働き、そのことに多くの時間を割くようになれば、「友達」という存在の“価値感”は下がります。ここは大事なことなので野暮を承知で書きますが、この場合存在そのものの『価値』ではなく、『価値観』です。

なので、ある意味矢美津本部長や風張先輩の言葉は正鵠(せいこく)を射た言葉であります。“ほんこれ”です。

 

主人公の過去も含めて詳しいことはまだはっきり書かれていないことも多い1巻なので、こちらで興味を持たれた方はどうぞ。

 

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