埋もれ木図書館

おススメの漫画・本・ゲームもろもろの紹介をします。

「トクサツガガガ」7巻(丹羽庭著 ビッグコミックス)

※ネタバレ注意

100記事記念(?)番外編に☆、ありがとうございます。

 

(本日おススメする漫画)

トクサツガガガ」7巻(丹羽庭著 ビッグコミックス

一体何巻まで勧めるのかって!?

それは明日の風に聞いてくれ。

 

(7巻について語らせろ)

ガッカリメイクキター!!

この巻で出るんですよ、この名言。

トクサツガガガは、作中作(話の中に存在する架空の漫画・物語)が多いんですが、その作中作『雷伝』が原作とリメイク版があまりにも違いすぎるという例でガッカリメイクというこの漫画の名言が出ます。

ちなみに管理人は作中作の『雷伝』は、リメイク版よりも断然原作派です。原作設定はモロ好み<首領の娘とお目付け役?な男性(主人公)との二人旅>なので、7巻の表紙おまけ漫画が作中作原作版『雷伝』なのは、嬉しいおまけでした。

 

ガッカリメイク、この言葉は本当に良いですね。

今、漫画にしろ本にしろ映像化が多いじゃないですか(流石にちょっと多すぎやしないかとも思う。)。

2次元が3次元に変わるだけで現在の人間生活ドラマであってもやっぱり違和感は出るだろうなと思う作品も多い中での、リメイクするといろいろ変わるのはある程度仕方ねえだろうなと思う中での、ガッカリメイク。

管理人が一番ガッカリメイクするのは、いらん恋愛要素がぶち込まれることでしょうか。

管理人、恋愛要素が物語に入るのはむしろ大歓迎な方ですが、人物の生き様・性格を考えて現段階でパートナーがいないのに(そして作中で主人公もその事を言及した描写もあえて出しているのに)、リメイクしたらパートナー役の人が出てくるって正直意味わかんねえ

いや、映像化には大きなお金が動いているのでキャストとしていろんなジャンルの俳優(女優)を使わなければならないという事情はいい歳をしたいい大人なので、そこら辺の事は分かりますよ?

でも設定が死んでるー!!

つか、ならその話を映像化しなくてもいいんじゃね?とかは思いました。

元々原作で男女比が偏っていて、そこも活かした上での面白い設定・要素だっただけに、残念でならなかったです。そこの人間関係も含めての原作の良さだけに、何でいじるのかなあと。

小説・漫画なら男女比が多少はおかしくても大丈夫だろうけど、実写化されるとそうもいかんだろうなという話ですね。

 

ガッカリメイクだけで話が終わりそうな勢いですが、7巻は他にも面白い・考えさせられる話も多いです。

64話の「先人達の灯」では、今時の若者は甘やかされてんじゃないのといった社会全般の風潮を特撮俳優と絡めた話。

これは特撮好きーじゃなくても読んでおいて損はない話でしたね。作者のアンサーが好きです。以下引用<>します。

<「大丈夫じゃない人は皆亡(の)うなっただけの話です」

「皆40、50でポクポクポクーと亡うなりまして、なんとか元気なのが70、80まで生きるんで、昔のモンはみんな元気に見えるだけですわ」

「まぁバクチみたいなモンですわ。」>

<「今の若い子達は甘やかされてるなーって、うらやましくなりました」

「僕らなんか電車で撮影所行く時ね、「あー俺今日こそ撮影所で死ぬかも」なんて言いながらね。」

「「私もー。」とか言って」

「電車の窓の外を見ながら、本当に毎日毎日 不安でいっぱいでした」>

 

大丈夫じゃない人は皆老人になる前に亡くなっただけ。

いやー、これは目からウロコが落ちましたね。確かにそうだ!

大人になると生き延びる云々は本当にリアルに出てきますよ。

こればかりは順番と年齢は一切関係ないからね。リアル世界でも見てきたし。

老人が皆元気じゃなくて、元気な人が生き延びて、老人になっているんだよという話。

 

65話の「好きの気持ちと面の下」は、これ趣味趣向だけじゃなくて人間関係全般にも言えるとも思った良作です。

どこからが「好き」って言って良いラインなのって話。

漫画スキーとか本スキーとか言ってこのブログをやっていますが、管理人より詳しい人なんてそれこそごまんといて、「この程度でブログやる?」なんて画面の向こうで失笑されているかもしれません。

でも、やる。

好きの気持ちと知識量は関係ないし、知識や投下した時間・お金に対して好きという権利は発生しないし、評価も下されない( ー`дー´)キリッ!

その良い例が少女漫画ですかねー。

ポッと出の主人公(女)に、よくヒーローの幼馴染(女)・友だち(女)がライバル役として出てくる話ってあるじゃないですか。

今まで頑張ってヒーローを狙ってたのに、「何故ポッと出のあんたに取られなきゃならない(怒)」と主張するあれですよ!

ライバルの悔しい気持ちは凄くよく分かる。むしろ主人公よりもライバルの子に共感しますが、そういうことは現実としてある。めっちゃある。悲しいけれど存在する!

ヒーローの好みの問題と物語の流れの関係でそれはどうしようもないんです。

ライバルだって主人公だって「好き」と言ってもいいんです。

「好き」に後先関係なし!

両想いになるかどうかは主人公になれるかどうかの差じゃね?

人間関係はリアル世界では相手の気持ちもあるので、特にそう。

自分に当てはめて考えれば気の合う人との出会いなんて、出会った順で決まるものじゃないしね。

 

最初から何回か分けて連載しようかと思うほど、紹介した以外にも良い話が多いので、7巻は個人的におススメです(一体何巻勧めれば気が済むんだ自分)。

ただ7巻だけ読んでも、登場人物の描写がある程度固定化された上でのストーリーですので、スポットでおススメ出来ないのが長期連載モノの欠点でもありますが。

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