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「ヨシノズイカラ」1巻(ヨシノサツキ著 ガンガンコミックス)

※ネタバレ注意

 

(本日紹介する漫画)

「ヨシノズイカラ」1巻(ヨシノサツキ著 ガンガンコミックス)

 

(どんなストーリー?)

主人公は売れないファンタジー漫画家遠野成彦(32)。

3本目の連載がとうとう打ち切られた後に編集者から生まれ育った島を舞台にした日常ストーリーを描くよう打診される。

今までのジャンルと正反対の漫画を描くことに抵抗を覚えながらも、身近な題材なだけにサクサクと書き進めていく成彦。しかし成彦の予想に反し、その漫画が緊急重版となり…

ここまでの流れが1巻になります。

 

(1巻感想)

第1話がまるまる作中作という今までにあまり例を見ない意欲作。

第1話の冒頭のみが「作中作」というのは結構あるあるなんですが、第1話まるまるなので1巻の序盤を読んだだけだと、全く別の話を読んでいる気分になります。

ちなみに管理人は、第1話のベタな田舎青春ストーリーよりも断然、第2話以降の本作の主人成彦の日常物語の方が好きです。

のっけから主人公の成彦は、

「田舎の日常なんてメシ食って寝るだけだよ」

「何も面白くねーよ」

と主張しますが、ほんこれです。

都会でウェイ系の人は存じ上げませんが、大人になったら仕事に行ってメシ食って寝るだけでホント精一杯なので、この主張は分かりみ過ぎます。

島で取材中に偶然4人子持ちの同級生に会った後、立派な大人が怖いと泣く成彦。

同級生は別に成彦をけなしてくるわけでもバカにするでもなく、むしろ夢を叶え、漫画家となった成彦を羨ましいとまで言いますが、でも泣く成彦。

何かこれ、思い当たる節が強すぎて、むしろこちらが泣けてきます。

主人公の年齢が32歳と高いせいか、これは大人向けの漫画(ヘンな意味ではなく)だなあと思います。

というかこの作品、おそらくお子様が読んでも理解・共感ができないだろうと思います。

メシ食って寝るだけという日常の悲哀とか、立派な大人が怖いという感覚など。

 

自分の人生ってメシ食って寝るだけという人は読んでみて下さい。

共感部分が多いです。

 

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