埋もれ木図書館

おススメの漫画・本・ゲームもろもろの紹介をします。

「プリンセスお母さん」(並庭マチコ著 KADOKAWA)~庶民の主婦でも心は貴族~

※ネタバレ注意

 

(本日おススメする漫画)

「プリンセスお母さん」(並庭マチコ著 KADOKAWA)

ネット掲載からバズって単行本発売した漫画。

漫画の単行本とすると結構値段が張るので(税別1,050円)出せるかどうか懐と相談して購入してください。

 

(本作の紹介)

ギャグ漫画家並庭マチコ氏の実録家族漫画。

題名にあるように、作者のお母さんママ子さんの話がメインです。

 

(感想)

題名だけ見ると、“お姫様扱い”を所望する「ぶりっ子おばさん」のイタイ系実録漫画かと誤解されそうですが、これそういう漫画じゃありません。

このお母さんガチです。ガチで『貴族』になりきっています。

“お姫様扱い”希望だと、自分が他人(主に若い異性)に対しチヤホヤされることのみを所望しますが、このお母さん自分も“姫”でありながら、相手も他国の“姫”設定です。

みんな平等にお姫様。そこに差別はありません。

自分だけが特別で自分だけが凄いんじゃないの。

この発想は正直舌を巻きました。

だからこそ他国の姫たち(=ママ子さんの職場の同僚たち)も優しく見守っているんだろうなあと管理人は勝手に思います。

 

この漫画、ママ子さんの魅力満載でお伝えしていますが、一番印象に残ったのは、彼女の『ポールマッカートニーへの愛』です。

彼女のポールへの愛は本物です。

ポールの為に英語を習得し、来日ライブでは緊張してご飯が喉を通らない。

極めつけは、ママ子さんがライブで感涙する理由です。

ライブで感涙するママ子さんの理由を作者が尋ねたところ、

「ポールが豆つぶ大にしか見えない関係に絶望しちゃって」

「こんなにずっとスキなのにこの距離感…?」

 

ほんこれ!

 

好きな人と自分との距離に落涙する気持ち。

ガチで恋じゃん。

ヘタな恋愛ものを読むよりも、切ない恋(片思い)についてそのものズバリが語られています。

あれ、これギャグ漫画じゃなかったっけ?

唐突にこういう爆弾が仕掛けられているところも本作の魅力です。

 

ちなみに、何故彼女がビートルズを好きになったのかの理由は結構深いので「母とプリンセス」の話は一読の価値があります。

その後の「幕間4 母の理想の一日」と「プリンセスの肖像」(共に作者の母が作成)の台詞と人生哲学はイカしています。

実際に読んで欲しいのでここにはあえて載せませんが、プリンセスを目指すならこれ位精神的に自立して欲しいなあって思います。

流石プリンセスお母さん、あなたは本当に心はプリンセスだ!

こういうプリンセスは実年齢はいくつでも好感もてます。

 

 

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