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「Dr.STONE」7巻(原作稲垣理一郎 作画Boichi ジャンプコミックス)

※ネタバレ注意

 

(本日おススメする漫画)

「Dr.STONE」7巻(原作稲垣理一郎 作画Boichi ジャンプコミックス

昨日は、別の漫画を紹介しましたが、帰ってきたDr.STONE。

7巻は何気に好きですね。

 

(7巻感想)

石神村に冬がやってきた!

村総出の冬ごもりと、司帝国への対策としてケータイ(携帯電話)作りが始まります。

1巻で大樹が「スマホスマホ」と言っていた伏線がここで回収されています。

タングステン採集に出かけたことがきっかけで、御前試合では完全にヒール(悪役)であったマグマが正式な仲間になります。

この7巻では司帝国との戦いが始まっていないので、主人公千空たち旧時代の人間と石神村の面々との交流が丁寧に描かれています。展開の早い物語にしては流れはスローかもしれませんが、元々この「Dr.STONE」自体メチャクチャ展開の早いストーリーなので、これでも盛りだくさんの内容になっていると個人的には思っています。

 

カセキ爺さんのモノづくり仲間のくだりは個人的に7巻のベストです。

「ワシはホラ昔から一人でずーっとモノ作り大好きっ子で~」

(みんなから白い目で見られんように橋作ったり盾作ったり

おかげでこの歳で未だ現役扱いしてもらっとるが!)

カセキ爺さんの孤独なモノづくり人生が語られます。

武力がモノを言う石神村でモノづくりが好きなんて、おそらく相当の変わり者扱いされていたんでしょう。だからこそ、人々の弾圧を避けるため橋や盾を作っていた。生きづらさを抱えてそれでもなお人目を逃れ、ひたすらに作り続けていたカセキ爺さんの生き方、共感します。というか分かりみ過ぎます。泣かせます。

これ本当に少年漫画なんでしょうか?というか少年たちに理解できるでしょうか?

そこに住む共同体に全く理解されない生き方、それでも世間様の目を欺きつつ己の生き方を50年やってきた人間の悲哀を。

そしてその後、

「正直ちょっち思っちゃうわけ」

「ワシにもモノ作り仲間の友達がおったらな~なんて…」

分かっちゃいるけれど、理解者・仲間がいなかったカセキ爺さんの言葉に対するこの後のクロムの回答が素敵すぎます。

「?」

「二人もいんじゃねーかカセキの爺さんにもモノ作り友達」

あっさり答えるクロム。

「オホ?二人?どこに?」

前村長たちを思い浮かべるカセキ爺さんに

「ここに」

と自分と主人公千空を指さすクロム。

「ワシ」

「歳50近くも離れとるのに?」

「歳?」

「何か関係あんのかそれよ…?」

意味不明といったように答えるクロム。

ク・ロ・ム!!!(´;ω;`)

 

モノ作りという共通の目的の前に年齢も何も関係ないと言うクロムがカッコイイ!!

それもヒューマニストを気取ったりや仲間にしてやっているというある種の見下しもなく、年齢離れてる?何それおいしいの?レベルで気にしてないところが本当に仲間として思っていて、こういう友情はイイです。

 

巷では、年齢がある程度離れていると考え方が合わない(要は仲間になれない)とよく言われています。

確かに合わない場合もあるでしょう。

しかし合わない人間はたとえ学年が同じでも、もっと言えば生年月日が全く同じであろうと合いません。

でなければ、学校でのいじめ問題などそもそも起きようがありません。だって学校では基本皆同い年ですから。この理屈でいうと、皆とっても気が合うはずです。

もっと言えば、プライベートの交友関係はともかく、社会に出たら同じ年の人と仕事ができる機会の方が実は稀です。現実問題、社会に出たらその合わない面々と日々対峙します。

カセキ爺さんはクロムの言葉に涙をしますが、よくよく考えれば年齢でオワコン扱いする・されるといった考え方の方が異常なんだろうかと思います。

この人生100年時代にとって深く考えさせられる場面でもあります。

 

 

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