埋もれ木図書館

おススメの漫画・本・ゲームもろもろの紹介をします。

「ひとりでしにたい」1巻(カレー沢薫著 モーニングKC)

※ネタバレ注意

 

(本日おススメする漫画)

「ひとりでしにたい」1巻(カレー沢薫著 モーニングKC)

 

(作品紹介)

憧れだった伯母さんが孤独死した。

主人公山口鳴海は伯母の訃報をきっかけにアプリ婚活を始めるものの、あやしい男はおろか全く誰も返事が来ないという状況。

そんな中で、婚活していることを同僚の那須田優弥に全否定されたことで、婚活よりも終活に意識の向く。

彼女の明日はどっちだ!?

 

(感想)

買って燃やしてまた買ってください。

 

以下、真面目な感想書きます。

この漫画はカバーデザインがお花がいっぱいで、なおかつあることを連想させる背表紙でビックリされるかもしれませんが、気にせずに手に取って読みましょう。

本当の意味で、老若男女問わずに読んだ方がいい漫画。

正直教科書にしたら良いんじゃないかというほどです。

テーマはズバリ「終活」。

まだ考えるの早いんじゃないの~という若さの内に、未婚既婚子持ち問わずに考えなければならない問題であることを、丁寧に分かり易く提起している点では白眉だと思います。

そしてそれ以上におススメできる点が、非常に客観的かつ公平な目線で終活について描かれていることです。

主人公の鳴海は独身女性ですが、独身最高という目線ではなく、かといって結婚最強でもなく、子どもがいれば大丈夫だよねとも言っていない。

むしろどの立ち位置であっても結局それぞれ苦労があるということを指摘しています。

そしてその上で昨年から何かと話題になっている「老後破産」は、決して浪費家だからなるというものではなく、未婚既婚子持ち問わず、普通に働いて普通に貯金をしていた人が誰にでもある「普通のつまずき」によって起こるということを漫画で描いています。

これ、下手に立場や考えが偏った著作を読むよりも、現代の社会・経済を知る良い勉強になります。

 

漫画も小説も日々の生活の娯楽として読んでも良い、むしろ管理人は日々その為に読んでいますが、「ひとりでしにたい」はむしろ明日からの人生の教訓・勉強として読んでも鑑賞に堪えられるほど、現代の社会問題に鋭く迫った作品でもあります。

 

ちなみに、普通に漫画に登場する飼い猫の魯山人山頭火がカワイイと猫を愛でる漫画としても問題ありません。

このブログランキングに参加しています。 この記事を読んで「押す(推す)ことにやぶさかでない」方は、どうぞ応援クリックをよろしくお願い致します。 ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村