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「ご飯は私を裏切らない」(heisoku著 角川書店)

※ネタバレ注意

 

(本日おススメする漫画)

「ご飯は私を裏切らない」(heisoku著 角川書店

 

(作品紹介)

29歳、中卒、恋人いない歴イコール年齢。

バイト以外の職歴もなく、短期バイトを転々とする日々の主人公。

そんな彼女の現実から目を背けてくれるものは、日々の食事。

全ての働く人々に贈る、労働とグルメの物語。

 

(感想)

これを読んだ時、管理人の感想は「ついに来た」と、

同時に「やられた」です。

これ、主人公が男性ならよくありそうな漫画なんですが、

女性主人公で、実話エッセイによる告白や心情の吐露ではなく、フィクションでなおかつ商業誌で紙の単行本を出すほどまでのエンターテインメント性の高い作品に仕上げたという点で、こういう作品を待っていましたし、商業誌に出たことで、今後こういう作品を出しても、もう二番煎じになるという点で「やられた」と思いました。

 

控えめに言って、あらゆる意味で「スゴイ」です。

 

内容は作品紹介で書いたことに尽きますが、そんな彼女の脳内会話や日々の生活は本当に「共感」しかありません。

そしてこの「共感」が得られるかどうかが、この漫画を読む指標であり、共感が得られない人にとっては、「この漫画の一体何が面白いのかさっぱり分からない」と言われる可能性が高い作品でもあります。

 

分かる人には分かりみしかなく、分からない人にはとことん分からない、そんな人を選ぶ漫画です。

分からない人にとっては、分からないままでいいし、全員が分かるとは思えない内容の漫画だけれども、分かる人間にはこれ以上に心に刺さる漫画もそうそうないので、是非読んでみて欲しいです。

 

ちなみに、分かるかどうかの判定は、令和2年8月現在ネットで掲載されている1~3話を試し読み、もしくは作品紹介を読んで決めてみて下さい。

 

「こんな作品を待っていた!」という人は、単行本発売記念の特別編も併せて読んでみて下さい。

なんでこれも収録しなかったんだと言う程の、分かりみ過ぎる話です。

「素敵な幻想」そして「所有感」。

主人公の脳内にはただただ感服。

ヘタな本を読むより、この漫画読めと言いたくなります。

 

そして言います。

労働に限らず、現実から目をそらしたいほど何かを抱えている人間は、読んで損ナシ。

心に刺さる何かがここにはあるから。

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