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「リボーンの棋士」7巻(鍋倉夫著 小学館)

※ネタバレ注意

 

(本日紹介する漫画)

「リボーンの棋士」7巻(鍋倉夫著 小学館

 

(作品紹介)

令和2年8月最新刊

そして、最終巻!!!

 

(感想)

リボーンの棋士、完!

コミックス派ではありましたが、毎巻楽しみに読んでいました。

完結まで見届けられたことは嬉しいですが、正直まだまだ続いて欲しかった漫画であります。

プロ棋士が活躍する漫画は他にもありますが、元奨を主人公(メイン)に扱った漫画はこれが初めてではないでしょうか。

そして、将棋強い→奨励会入る→プロになる→タイトル目指すという一本道漫画ではなく、将棋をとりまく理想と現実の塩梅があらゆる意味で絶妙で、汚れちまった大人が読んで楽しめる将棋漫画だったです。

いくら将棋が好きで強くても、全員がプロになれるわけではないという現実。それでもプロを目指す大人たちのヒューマンドラマ。読んでいていつも胸アツでしたし、そのことで「世間様」や「常識」に取り残されるというデメリットも遠慮なく炙り出しているところは、子供の主人公では絶対に出てこないリアルさが描かれていて、管理人としては好印象でした。

子供が主人公だとどうしても親の庇護の元「時間的なまだ引き返せる・やり直せる」余裕があるので、この漫画の主人公たちのような後戻りできないヒリヒリした痛さが出てこないですから。

 

最終巻は正直駆け足な印象がありました。

藤井聡太二冠を彷彿とさせる五十嵐少年がメインに出てきます。

実力もあれば、将棋への想いも主人公安住を凌駕する、まさしく化け物級の高校生。

そんな中、気分転換に元アルバイト仲間の森さんを動物園に誘うも、まさかの「私結婚するんです」宣言。

うわあ、本当にこの漫画シビアだ。

森さん、主人公安住に脈が無いと分かったので次の行動へ。

行動って、そっちの行動かい!

元々俳優志望だったんじゃないんかいとツッコミどころ満載ですが、1巻の登場時からアルバイト終了後、演劇の研究をするでもなく安住の追っかけをしていたので、管理人としては彼女が結婚することは、非常に納得のいく『次の行動』ではありましたが、彼女に対してもう少し己の夢や好きなものに対して情熱がある人に描いても良かったんじゃないかと思いました。主人公安住とどうこうなることとは別問題として。

そんなダブルパンチ状態の主人公安住を救うのは、やはり土屋

この作品を通して管理人の一番好きなキャラクターでありますし、トータルで見てもやはりこの漫画は、安住と土屋のダブル主人公だったんだなと思いました。

特に物語終盤、聖竜杯の帰り道。二人で一緒に将棋の話をしながら帰るその姿は、この漫画を象徴するような1コマでした。

ネットで「土屋は本作のヒロイン」との声がありましたが、完結した今ならハッキリと言えます。

まさしくその通り(あくまで管理人の私見)。

(ちなみにこの漫画BLではないので、期待されて読まれると肩透かしを喰らいますが、馴れ合いもなければヘタな慰めもしない、俺達の間には将棋だけがあるという、将棋で深く繋がっている二人の絆は、お好きな人にはたまらない世界であります)

 

棋士編入試験制度で、今年折田アマがプロ棋士試験に合格したこともあり、すでに4人プロ棋士が誕生しています。

これからもっと増える可能性も充分考えられるので、正直安住と土屋が棋士編入試験でプロになってこの漫画が終了しても良かった気もします。世の中の動きからしてそんなにご都合主義展開という感じも受けませんし。

(正直に言えば、ただ単純に、2人がプロになった姿を見たかった!という管理人の願望)

 

本当にもっと続けて欲しかったし、これで安住と特に土屋の活躍を見られないのは正直悲しいところではありますが、将棋好きの大人なら読んで損はないので、全7巻、読破してみて下さい。

 

最後に、やっぱり管理人の一押しは土屋です。

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