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「ゴルフ場殺人事件」(アガサ・クリスティー著 早川書房)

※ネタバレ注意

 

(本日紹介する本)

「ゴルフ場殺人事件」(アガサ・クリスティー著 早川書房

 

(作品紹介)

探偵ポアロの元に来た、ポール・ルノー氏からの依頼状。

その依頼を受けて、早速ポール・ルノー氏の元へ出かけるが、到着した日の朝に既に彼は殺されたことが判明する。

 

(感想)

題名は「ゴルフ場殺人事件」とありますが、ゴルフという競技と話の内容はあんまり関係なかったりします。実は。

本作も名探偵ポアロの探偵小説ではありますが、この小説の真の主人公はポアロの相棒である、ヘイスティングズです。

であるが故に、本作では自称「パパ・ポアロ」こと、ポアロの名探偵ゆえの苦労が垣間見えます。

ヘイスティングズポアロの相棒のハズなのに、これまで以上に、これ以上なく場をかき乱す彼(本人は必死)にポアロは随分頭の痛い思いをしたことでしょう。

それでも寛大に許し、ヘイスティングズに「パパ・ポアロにまかせておきなさい」とポアロは言います。

 

ヘイスティングズの引っ掻き回しをも挽回し、それでも地道に捜査を続けてあらゆる意味で問題を解決するポアロに対し、管理人感心する以上に同情を禁じ得ず、涙が出そうになりました。

 

何でも分かっていたうえで行動する立場も、本当に大変だと。

 

探偵小説ではありますが、上に立つ人間の苦労も見える小説にもなっています。

 

人の上に立って何かをされている方が読めば、犯人捜しとはまた違った発見がありますので、よろしかったら読んでみてはいかがでしょうか。

 

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