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「葬送のフリーレン」1巻(原作:山田鐘人 作画:アベツカサ 小学館)

※ネタバレ注意

 

(本日紹介する漫画)

「葬送のフリーレン」1巻(原作:山田鐘人 作画:アベツカサ 小学館

 

(作品紹介)

魔王を倒した勇者一行。

その50年後、勇者ヒンメルはこの世を去り、魔法使いのエルフ、フリーレンは『人』を知る旅に出る。

エルフフリーレンによる、後日譚ファンタジー

 

(感想)

魔王を倒した後日譚から始まる物語というのはあまり多くはありませんが、現存しています。

そういう話は、魔王を倒した直後に繰り広げられることが多く、実は勇者が味方した人間サイドこそ問題があって…といった流れもありますが、エルフ、ドワーフといった種族の持つ時間軸の長さを活かして描いた本作は、コロンブスの卵的発想で、まずビックリしました。

若きイケメン勇者の活躍ではなく、100年も生きられない人間としての有限性にスポットを当て、魔王と相打ちとか子供の命を救う代わりにといった、ドラマチックな展開は一切無く、老衰や病といった勇者一行でなくても覚えのある理由でこの世を去る勇者たち。勇者であろうと僧侶であろうと誰であろうと人間は確実に歳を取って死ぬことを、ドラマチックではなく淡々と、しかし直球で描く姿に管理人涙。

 

途方もない時間を持つエルフフリーレンにとっては、『人』を知るこの旅は楽しいだけではないような気もします。

おまけに僧侶ハイターに託された旅の相棒のフェルンは人間の少女で、出会った頃は小さかったのに、フリーレンの背を既に越えています。いずれ彼女は大人になり、フリーレンより先に老いる運命が待っています。

魔王亡き後、そして勇者亡き後のフリーレンの旅に一体どんな結末が待っているのか。

切なく、哀しい物語ではありますが、美しいファンタジーでもあります。

彼女の旅に幸多からんことを願っておススメします。

 

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