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「リエゾンーこどものこころ診療所ー」2巻(原作:竹村優作 漫画:ヨンチャン 講談社)

※ネタバレ注意

 

(本日紹介する漫画)

リエゾンーこどものこころ診療所ー」2巻(原作:竹村優作 漫画:ヨンチャン 講談社

 

(作品紹介)

自身も発達障害を抱えながら児童精神科の研修医として働く主人公遠野志保。

自身の発達障害と向き合いながら、今日も患者と向き合っていく物語第2巻。

 

(2巻感想)

1巻は主人公遠野志保の発達障害についてメインに扱っていましたが(それがキッカケで児童精神科の研修医となる布石もあるため)、2巻はいよいよ児童精神科に来た患者の話がメインになります。

とはいえ、管理人が一番心に残ったのは、やはり主人公遠野志保の話。

今回は発達障害の「カミングアウト」です。

主人公遠野志保は、前にアルバイトしていた先で自身の発達障害を「カミングアウト」します。

この話、一言で感想を言うなら「分かる」です。

発達障害に限らず何であれ他人と違うことについて「カミングアウト」するのは並の決意では出来ません。

しかしそれ以上に怖いのは、その後の「無理解」です。

 

「こんなバカみたいなことで必死になってるのを ただ…わかってほしかった」

だから、やはり同じように苦しむ村本さんが、職場に全く理解されなくて

「別に…なんか疲れただけ 定型のフリしてる方が楽だな…って」

と諦観に走るのも「分かる」です。

しかし、この話では主人公はそれでも諦めずに話します。

「普通じゃくくれない大変さがあることを…」

「私たちはただ知ってほしかったんです」

周りがどこまで分かったかは描いてありませんが、この話の最後の、主人公遠野志保と村本さんの会話が泣かせます。

この漫画では二人はお互いに「同志」として歩むことが出来ましたが、リアル世界ではかつての村本さんのようにたった一人で周囲の無理解に苦しむだけの方が多いと思います。

管理人「例え疲れても諦めずに言うんだ!理解されるために」なんて熱血根性論をかざす気は全くありません。

何を言っても理解できない、理解する気のない人間はある一定数どこにでもいるのだし、悲しいことではありますが、その「一定数」が自分の周りである可能性も充分あります。

「カミングアウト」は、時と場合とタイミング、そして「カミングアウトできるかどうか様子を見る」っていう一種の戦略も必要です。

 

人に言えない、言っても理解出来されない生きづらさを抱えている人は、「カミングアウト」の回は読んでみて下さい。

それで悩みが解決できるわけではないけれど、「普通」ではないこと、「他の人が簡単にやっていることが、何で自分には全く出来ないんだろう」と悩みまくっている人には共感ありまくりな内容になっています。

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