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「夕凪に舞え、僕のリボン」下巻(黒川裕美著 KADOKAWA)

※ネタバレ注意

 

(本日紹介する漫画)

「夕凪に舞え、僕のリボン」下巻(黒川裕美著 KADOKAWA)

 

(作品紹介)

昭和の時代に女子新体操に取り組む男子、羽田凜太郎の成長物語。

完結編!

 

(下巻感想)

涙腺崩壊!!

以上。下巻は泣きっぱなしで読み終わりました。

「踊っとる時だけは 嫌なこととか 悲しいこととか 痛いのとか 全部忘れられる」

上巻に出た、何故踊るのかという問いに対する凜太郎のアンサー。

愛するものとか、好きなものに対する気持ちの表現として、この言葉は分かりみ過ぎます。

女子新体操は男性枠が無い。

つまり、選手として競技する事が全く出来ない。それでも自分がやりたいのは、男子新体操ではなく女子新体操だと。競技大会に表彰もされず、ひたすら女子新体操を愛し、演技の練習、演技の発表をする凜太郎の姿に、周りだけでなく、とうとう彼の父親の心をも動かします。

 

実は管理人、当初は男子が女子新体操(スポーツ)に取り組むスポコン漫画だと思って読み始めましたが、下巻を読んで気が付きます。

これはスポコン漫画でなく、家族の物語であるということを。

 

本書163ページ凜太郎の父親の台詞

「ワシが凜太郎を大阪に行かせてやりたいんじゃ」

ここで、第一の涙腺崩壊。

そして次の1ページを見て、二度目の涙腺崩壊。

そこから、ラストまでずっと泣きっぱなし。

広島県の小さな港町に住む漁師の息子が、表彰されることのない新体操をやるためだけに大阪の私立中学へ行くことを、本人だけでなく父と姉、家族が一丸となって取り組む姿に管理人涙が止まりません。

特にあの頑固親父が、なりふり構わず息子の為に動く姿に、涙腺がイカレました。

そんなに管理人を泣かせてどうする、凜太郎の父親よ。

フィクションなのにそんなに泣いてどうする、自分。しかし分かっていても涙が止まらない。

そんな家族の愛を受けて大阪に旅立つ凜太郎が、この物語の最後にどういう成長を遂げたのかは読んでのお楽しみです。

主人公が新体操にのめり込むと聞いて、ライバルと戦って世界一の選手になるとか、オリンピックを目指すとか、そういうことを期待して読まれると、最後に着地する方向が全く違うので、そこだけ注意して読んで頂ければかと思われます。

後、この作品バリバリの昭和設定なので、昭和の雰囲気漂う漫画が読みたいという方にもおススメです。

 

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