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「馬鹿ブス貧乏な私たちを待つろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください」(藤森かよこ著 KKベストセラーズ)

※ネタバレ注意

 

(本日紹介する本)

「馬鹿ブス貧乏な私たちを待つろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください」(藤森かよこ著 KKベストセラーズ

 

(作品紹介)

先日紹介した、「馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください」が、コロナ危機によって通用しない状況になってしまった。

今更書き直すわけにいかないので補足版として出版されたのが本書だそうです。

 

(感想)

全部読むと(作品紹介)で書いた事の意味が分かります。本書は前作「馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください」を読むことがマストになります。全部読むと分かりますが、本当に前作の補足版なので、前作の評判や前作の試し読みだけ読んで本作を読むと肩透かし喰らいます。

管理人も最初、試し読みと本作だけ全て読んだ気になろうと思っていたので、偶然前作が手に入って先に読んで本当に良かったなあと思いました。いやマジで。

 

前作を読んだ上で感想を書かせてもらうと、前作の続きとして女性の生き方サバイバル術を知りたくて読むならば、まえがきと14、15章をお読みください。

他の章は、その結論に至るまでの昨今の社会情勢について書いてあります。そして結構難しいので、読むのに胆力が必要になります。

ちなみに管理人は、第1章を楽しく読ませて頂きました。

賛否両論ありそうですが、大学の教員をしていたという筆者の日本の学校の「デイケアセンター化」の考察と親の学校・教育・子供を持つことについての見解については、未婚既婚子持ち問わず読んだ方がいいと思いました。

確かに「義務教育だから、しかたないから通わせているだけで、ほんとは自分でいろいろ教えたいのよ」という親御さんの意見は、管理人リアルに聞いたことないですね。

 

後は、14章の「私が自殺しなかった理由」は秀逸でした。

もし手に取ったなら、ここだけでも読むべし。

コロナ禍の影響で若い女性の自殺が増えているというニュースは既にご存知の方も多いでしょう。それを受けて、筆者が自分ならどうする、と書かれた箇所です。

あなたは生きるだけの価値があるとかそういう耳障りの良い言葉はありません。

むしろ「生きることの意味のなさ」から「自殺することにも意味はない」に結論がいきます。これ、確かにそうなんですよね。生きる事に意味が無くて死ぬことに意味と希望を見出すなら、どっちも意味ねえと生き抜くことを勧めています。

そもそも精神論なんてうぜえという反骨精神ありありな方は、それだけでもう充分生きていけそうじゃんと思わなくもありませんが、地に足が付いた「自殺ダメ、絶対」もいろいろ書かれているので、それを読んで冷静に考察してください。単純に迷惑と金はかかります。とっても。

そして、落ち込んだらトイレの水が流れているかどうか確認して喜んでください。

もし水が流れていないようなら、ついていないと嘆く前に業者に連絡をしてください。

多分、水が溢れかえって汚物まみれのトイレを見れば、一時辛い事なんてどーでも良くなりますから。

 

前作のサバイバル術を期待するなら記述箇所が少ないので、まずは筆者のブログ記事を読むことからおススメします。

むしろ私はコロナ社会についての社会情勢が読みたいのよ、という方はどうぞ。

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